ペレットの製造を見学

3月6日にマダガスカルからの研修員の方たちを伴って、岐阜県内、西濃地域の木質ペレット製造現場の見学に出かけました。

木質ペレットは、ペレットストーブやボイラーなどの原料として使うことができる、クリーンなエネルギーで、日本では間伐材や、廃材、おが屑などから作られているようです。この日訪問したのは大垣市かみいしづ緑の村公園の小型の施設と、揖斐郡にあるいび森林資源活用センター協同組合の2ヶ所でした。

かみいしづみどりの村公園のペレタイザーは、榎本ビーエーという岐阜県各務原市の航空機部品メーカーが開発した小型の装置です。

かみいしずみどりの森のペレタイザー

写真左側の丸い部分がある装置がペレタイザー、左側は木材のチップを細かく砕き、乾燥させる装置です。

かみいしづみどりの村公園では、大垣市の援助を受けて近隣の森林所有者から年間契約で間伐材を購入し、できたペレットは基本的に大垣市の施設で利用しているそうです。ペレットの一般向け販売は行っておらず、装置は比較的小型です。

一方午後に訪問した、いび森林資源活用センター協同組合の装置は大型です。

いび森林資源活用センター協同組合のペレタイザー

こちらは、いび森林資源活用センター協同組合の構成員に地元の森林組合が入っていることもあり、商業ベースでのペレット生産を行っています。

ただし、ペレット生産にこんな巨大な装置が必要かと思ったらそうではありませんでした。この筒の部分は乾燥装置。かみいしづみどりの村公園では事前に間伐材を割って屋外である程度乾燥させていますが、揖斐の場合は、持ち込まれた生の材を破砕、それをすぐ乾燥機にかけるし、量も多いので、どうしても乾燥機が大きくなり、乾燥のための燃料も馬鹿にならないとのこと。乾燥にかかるコストが、木質ペレットの一番の価格決定要因だとか。

ちなみにペレタイザーは一番左の緑色の装置。実際にペレットを作る部分は、比較的シンプルな金属でできた、小さな部品です。

ペレットに関しては、ペレットストーブのサイトに今後記事をまとめて行く予定です。

間伐材を使った割り箸が届く

下の写真は僕が出資した森林再生ファンドの出資者へ送られてきたもの。日本の森林で間伐された、いわゆる間伐材を使って作っているものです。

間伐材の割り箸

エコに興味のある人の中には割り箸を使わず、マイ箸を持ち歩く人もいますが、僕はそれに賛成していません。むしろ、再生可能な資源である木材の有効利用を考え、健全な森林を育成するためには、割り箸などの森林生産物を大いに利用すべきだと考えます。

もちろん日本への割り箸輸出が、発展途上国やシベリアなどで森林に過剰な負荷をかける恐れがないわけではありません。でもだからと言って「割り箸はエコではない」と考えるのは間違い。「どこでどのように作られた割り箸か」を問わないといけないだけのことです。

現在ほとんど商品価値がなく、日本の森林に放置される小径木。日本の森林の守り手が生活できなくては、日本の森林は悪化の一途です。戦後に浮かれて拡大造林に走った林業関係者にも責任はあると思います。しかし、だからと言って、日本の森林を現状のまま放置するのが良いはずはありません。

もちろん我が家で日常的に割り箸を使っているわけではありませんが、お弁当を持って行く時や、来客の時などに、いただいた割り箸を活用させていただこうと思っています。