いび森林資源活用センター協同組合でペレットを購入

私の会社では暖房にペレットストーブを使っています。間伐材やおが屑を原料に作る木質のペレットを燃料に使うストーブで、環境に優しく、また木を燃やす火が暖かいのが特徴です。

取り扱いも、薪ストーブとは違い、意外と簡単なのですが、問題はペレットがその辺りで売られていないこと。通販がないわけではないですが、一袋が10キロとかありますから、送料がかなり高くついてしまいます。ペレットそのものの値段は、カロリーあたりだと灯油より少し安いくらいなのですが、送料をかけると割高になってしまいます。

そこで、冬が来る前に、木質ペレットを作っている工場まで出かけて直接購入。50袋あると、一冬もちます。一袋10キロですから500キロ。

木質ペレット

我が社が買いに行くのは「いび森林資源活用センター協同組合」。岐阜県の揖斐川上流部にある町、揖斐町にある工場です。町内の企業や森林組合が資金を出し合い、町内の間伐振興と域内での経済循環を目指して設立したユニークな協同組合です。我が社から一番近いペレット工場がここになります。

ペレットの製造を見学

3月6日にマダガスカルからの研修員の方たちを伴って、岐阜県内、西濃地域の木質ペレット製造現場の見学に出かけました。

木質ペレットは、ペレットストーブやボイラーなどの原料として使うことができる、クリーンなエネルギーで、日本では間伐材や、廃材、おが屑などから作られているようです。この日訪問したのは大垣市かみいしづ緑の村公園の小型の施設と、揖斐郡にあるいび森林資源活用センター協同組合の2ヶ所でした。

かみいしづみどりの村公園のペレタイザーは、榎本ビーエーという岐阜県各務原市の航空機部品メーカーが開発した小型の装置です。

かみいしずみどりの森のペレタイザー

写真左側の丸い部分がある装置がペレタイザー、左側は木材のチップを細かく砕き、乾燥させる装置です。

かみいしづみどりの村公園では、大垣市の援助を受けて近隣の森林所有者から年間契約で間伐材を購入し、できたペレットは基本的に大垣市の施設で利用しているそうです。ペレットの一般向け販売は行っておらず、装置は比較的小型です。

一方午後に訪問した、いび森林資源活用センター協同組合の装置は大型です。

いび森林資源活用センター協同組合のペレタイザー

こちらは、いび森林資源活用センター協同組合の構成員に地元の森林組合が入っていることもあり、商業ベースでのペレット生産を行っています。

ただし、ペレット生産にこんな巨大な装置が必要かと思ったらそうではありませんでした。この筒の部分は乾燥装置。かみいしづみどりの村公園では事前に間伐材を割って屋外である程度乾燥させていますが、揖斐の場合は、持ち込まれた生の材を破砕、それをすぐ乾燥機にかけるし、量も多いので、どうしても乾燥機が大きくなり、乾燥のための燃料も馬鹿にならないとのこと。乾燥にかかるコストが、木質ペレットの一番の価格決定要因だとか。

ちなみにペレタイザーは一番左の緑色の装置。実際にペレットを作る部分は、比較的シンプルな金属でできた、小さな部品です。

ペレットに関しては、ペレットストーブのサイトに今後記事をまとめて行く予定です。

ペレットストーブを会社に導入

最近移転した会社の事務所。今まではエアコンによる暖房を使っていましたが、間伐材やおが屑を加工して作る木質ペレットを燃料に使う、ペレットストーブを導入しました。

ペレットストーブ

ストーブの後ろの壁に穴があけてあり、外から吸気、二酸化炭素は外へ放出します。熱交換効率は80%以上というすぐれもの。

ストーブの右側の米袋に燃料のペレットが入れてあり、左側の金属缶は灰を入れておくためのものです。

点火が手動式でちょっと時間がかかること、暖まるまでに少し時間がかかることが欠点ではありますが、やはり火を燃やす熱は暖かい!火が見えるのも暖かい!

このストーブの外側は断熱性が高いので、お湯を沸かしたりはできません。ペレットストーブの中にはお湯を沸かしたり弁当を温めたりすることもできるタイプもありますが、安全性重視です。

燃料のペレットは計算すると灯油を燃やすよりも同じ熱量を得るための燃料費は安いのですが、問題はペレットの送料。近くのホームセンターとかでも売っていませんから、遠方から通販で取り寄せると、ペレット代と同じくらいの送料がかかってしまいます。

調べてみると、ペレットを作っている工場は飛騨の高山、揖斐、下呂と、どこも結構な距離。「困ったな」と思っていたら、会社のある愛知県一宮市内の工務店で、カンナ屑からペレットを作っているところがあるのを発見。そこで分けていただくことにしました。値段も通常より安め。

ただ、最近はカンナ屑が出るような施行が減っているそうで、いつまで供給していただけるか。