カーテン一枚の省エネ

我が家はマンション住まいですが、9階と高いところの上、北側は遮るものがなくて冬になると伊吹おろしがぴゅーぴゅー。北側の寝室は冷え切り、床のフローリングまで結露するし、クローゼットの北側の壁も結露して、革のジャケットが濡れ、カビが生えて駄目になってしまっていました。

窓ガラスには断熱材を貼り、他にも保温を試していたのですがさほど効果は得られず。寝室に関してはもうこれ以上手の打ちようがない、という感じでした。

去年の冬、ふと思ったのが玄関扉の冷たさ。北側にある玄関の鉄製のドアも、冬になるとキンキンに冷え、もちろん大量の結露。さらに廊下に出ると、なんだかドアに輻射熱を吸い取られるような気分になり、風呂上りには廊下に出たくない状態でした。

そこでとりあえず、ドアに熱を奪われるのは防ごうと、玄関の上がりの部分の天井近くに突っ張り棒を入れ、そこからあまっていた毛布を垂らしました。毛布は「見かけが悪い」と妻の抵抗にあって、後に市販のカーテンにとりかえられました。

すると、どうしたことでしょう。単に輻射熱を奪われる寒さが消えただけでなく、玄関を挟んだ寝室の冷えや床の結露も解消されました。窓ガラスの結露も減少しました。

どうも、ドアで冷やされた空気がマンション内で対流を起こし、近くの寝室に流れ込んでいたのが実態だったようです。カーテンで空気の流れを遮断したら、ドア側からの冷たい空気の流入が止まり、逆に南側の陽があたり、床暖房もあるリビングの暖かい空気が北側の寝室にまで流れ込むようになったようです。

おかげで以前はエアコンで暖房しないととても眠れなかった寝室が、今回の冬は、前の冬より寒かったはずなのに、エアコンをほとんど使用せずに済んでしまいました。リビングルームでもエアコンの使用は非常に少なく、冬はほとんどリビングの床暖房以外なしでマンション内全部が賄えてしまいそうです。

冷やしている元を見つけてそこを遮断するだけで、これほどまでにも違うというのは相当の驚きでした。北側に金属ドアがあるお宅は是非お試しあれ。